2016/08/21

歌詞と和訳と解説 My Heart Will Go On - Celine Dion タイタニック愛のテーマ

今回は映画タイタニックのテーマソング、"My Heart Will Go On"の歌詞と和訳をお届けします。







歌詞と和訳


Every night in my dreams
I see you, I feel you,
That is how I know you go on

毎晩夢の中で
あなたを見て、あなたを感じるわ
そうしてあなたは生きつづけてゆくの

Far across the distance
And spaces between us
You have come to show you go on

遠く離れていて
私たちが隔たれていても
あなたが生きつづけていることを示しに来てくれる

Near, far, wherever you are
I believe that the heart does go on
Once more you open the door
And you're here in my heart
And my heart will go on and on

近く、遠く、どこにいたって
心は寄り添ってゆくことを信じているの
きっともう一度 あなたはドアをあけて
私の心の中へ居てくれる
そうして私の心もずっと生きつづけてゆくの

Love can touch us one time
And last for a lifetime
And never let go 'til we're gone

愛とは たった一度触れただけでも
そしてそれが人生の中で一度切りだったとしても
私たちが消えてしまうまで いなくなってしまうことはないの

Love was when I loved you
One true time I hold to
In my life we'll always go on

あなたを愛した時が
心に抱いておく 真実の愛の時だった
命ある限り 私たちは共に生きつづけてゆくの

Near, far, wherever you are
I believe that the heart does go on
Once more you open the door
And you're here in my heart
And my heart will go on and on

近く、遠く、どこにいたって
心は寄り添ってゆくことを信じているの
きっともう一度 あなたはドアをあけて
私の心の中へ居てくれる
そうして私の心もずっと生きつづけてゆくの

You're here, there's nothing I fear,
And I know that my heart will go on
We'll stay forever this way
You are safe in my heart
And my heart will go on and on

あなたがここにいるなら、恐れるものはなにもない
そして私の心はずっと続いてゆくの
私たちはずっとこうして共にいて
あなたは安らかに私の心に居て
そして私の心はずっと生きつづけてゆく



楽曲解説


巨匠ジェームズ・キャメロンの歴史的名作映画『タイタニック』の主題歌 "My Heart Will Go On"、作曲は数多くの映画音楽の作曲家として知られるジェームズ・ホーナーで、作詞はウィル・ジェニングスという作曲家が担当しています。

リリースは97年の11月、セリーヌ・ディオンのアルバム"Let's Talk About Love"と、タイタニックのサウンドトラックがほぼ同時期にマーケットに出されています。

映画の初公開は97年11月1日に行われていた東京国際映画祭で、その後12月に全世界で公開され瞬く間に大ヒット、2009年に『アバター』に抜かれるまで、最も興行収入が高い映画として頂点に君臨していました。余談ですが、前述のとおりタイタニックの監督はジェームズ・キャメロンですが、アバターの監督もまたジェームズ・キャメロンです。名実ともに世界最高の映画監督ですね。

楽曲"My Heart Will Go On"もまた、リリース後はアメリカを始めとしてカナダ、イギリス、オーストラリアなど、世界各国の音楽チャートで1位を獲得、世界で最もセールスを記録したシングルのうちの一つとして音楽史に名を残しています。

作曲家のジェームズ・ホーナーは、楽曲のモチーフを完成させた後、ヴォーカル部分を完成させるため、作詞家としてウィル・ジェニングスを雇います。ウィルは歌詞を制作するにあたり、『老いた人がはるか昔を振り返って語る視点から表現している』とコメントを残しています。


ジェームズ・キャメロンはそもそも『歌入りの楽曲』を映画音楽として使うべきでないと考えており、メインテーマにヴォーカルをつけていることはしばらく秘密にされつつ、ジェームズ・ホーナーとウィル・ジェニングスは制作を続けたようです。

ちなみにセリーヌ・ディオンもあまりレコーディングには乗り気でなかったようですが、それは彼女が同時期に『美女と野獣』のテーマソングを歌っており、あまり調子に乗っているように思われたくなかったからだったようです。

もしかしたらこの名曲も、違った形(ヴォーカルなし)で誕生していたかもしれません。





1 件のコメント:

  1. ドガの踊り子やモネの水蓮など名画も登場し、ジェームズ・キャメロンの美へのこだわりが見て取れる映画でしたね。天才に愛を表現させると、こうなるでしょうか。それにしてもジャックという男は幸せ者です。

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