1. エヴリバディズ・オン・ザ・ラン
2. ドリーム・オン
3. イフ・アイ・ハッド・ア・ガン
4. ザ・デス・オブ・ユー・アンド・ミー
5. (アイ・ウォナ・リヴ・イン・ア・ドリーム・イン・マイ) レコード・マシーン
6. AKA…ホワット・ア・ライフ!
7. ソルジャー・ボーイズ・アンド・ジーザス・フリークス
8. AKA…ブロークン・アロー
9. (ストランディッド・オン) ザ・ロング・ビーチ
10. ストップ・ザ・クロックス
11. ア・シンプル・ゲーム・オブ・ジニアス (日本盤ボーナス・トラック)
12. ザ・グッド・レベル (日本盤ボーナス・トラック)
衝撃のOASIS脱退から2年、10月12日、世界に先駆けて日本で先行リリースされたノエル・ギャラガーのソロアルバム"Noel Gallagher's High Flying Birds"
OASISっぽさを残しつつ、OASISとはまた違ったアレンジの収録曲たち。
ロッキンオン11月号のノエルのインタヴュー記事がかなり良くて、アルバムを何倍も楽しめるようになるんじゃないかってくらいの内容だったので、怒られない程度に紹介させていただきたいと思います。
まずはアルバムの自信について聴かれて。
『そういう意味なら、もう完全に大満足だよ。今の俺が作れるこういうジャンルのアルバムとしては最高のものができたと思うし。』
『作り終えたとき、これほど大きな達成感を得られたアルバムもマジで数十年ぶりだったって言うかさ。そんなわけで、俺としては作品作りに対する不安は全然なかったんだけど、今の俺がやや不安なのはライヴなんだよな。』
『15年以上も俺はステージの右端に立ってギターを弾く奴だったわけで。何かヘンな感じなんだよ。そもそも人々が俺のライヴに一体何を期待してるのか、俺にはさっぱり分からないから。』
面白かったのが、アルバムには大満足で達成感も十数年ぶりというノエルが、ライブが不安だとこぼしていたことです。バンドでなく、ソロで活動というところでの責任を感じている部分もあるのでしょうか。
続いてリアムとオアシスについて語るノエル。
『でもそれがリアムって奴だからさ。誰が何を言おうが、自分たちのアルバムを作ってる最中であろうが、自分のやりたくないことは絶対やらないっていう。俺もあいつのそういう我儘にはつくづく疲れ果ててたんだ(深いため息)』
『そもそも俺にとってのオアシスってのは、スタジアム・ロックをやるためのバンドだったからさ。曲を書く時も、大勢の人々が集まったスタジアムで皆が一緒になって歌えるようなロックンロールを、っていうのが常に頭の隅にあったと思うし。でも今の俺にはそういう制約なんかないわけで、自分をそのまま出したスタイルで曲を書くことができるようになったっていうか。』
『俺の声ってもともとスタジアム向きじゃないからさ。だから、今の俺がスタジアム・ロックをやること自体が無意味なわけ。そういうロックンロールはリアムに歌わせるのが一番だからさ。』
そしてアルバムのテーマについて。
『1曲目からして"誰もが自分が今いる場所から逃げたいと感じてる"っていう逃亡の話で、"ザ・デス・オブ・ユー・アンド・ミー"も相手との逃避願望を歌ってるし、"~レコード・マシーン"は音楽によって自分の人生が変わる=以前の自分から脱出するっていう歌だし、"AKA...ホワット・ア・ライフ!"は自分の人生の幸福と不幸を秤にかけてここにいたほうがいいのか?それとも逃げたほうがいいのか?を自分に問う男の歌だし、"(ストランディッド・オン)ザ・ロング・ビーチ"は、その男が逃亡し続けたあげく楽園のビーチに流れ着いた、っていう歌だし』
"Everybody's on the run"から"Stop the clocks"までの10曲が本来の収録トラックなんですが、Everybody's~から始まってStop~に至るまでのストーリーが、今までのOASISとは違ったアルバム曲の一体感を生み出しています。
もちろん個々の曲にフォーカスをあてても、"OASISのメロディメーカー"だった頃から何一つ劣っておらず。
The Death Of You And Meはイントロからシャレた感じの映画に出てきそうなUKロックで、
聴いているとリズムにのって動き出しそうになる AKA...What a life!
そしてなにより一曲目の Everybody's on the Run がマジでかっこいいです。アルバムを聞き始めてすぐにノエルが帰ってきた感じがしました。OASIS時代からあった曲なので当たり前と言えば当たり前ですが・・・。
ロッキンオンでは、「最近ストレートなギター・ロックが売れないけどどう思う?」なんてインタヴューにも答えているので、ノエル好きな方はぜひ一度読んでみることをお勧めします。
こんにちは。
返信削除またまたお邪魔しています。
ノエルのソロアルバムは、本当に大成功ですね。
私はwhat a life ! がお気に入りです。
普段、仕事をしながらイギリスのインターネットラジオ(absolute radio) を聞いているのですが、the death of you and me とwhat a life の2曲は一日に何度もかかります。
take33さんの選曲は結構好みのものが多いので、嬉しくなります。
アーティストのインタヴュー記事もアップしてくれているので、毎回楽しみにしています。
これからも。度々お邪魔させていただきます。
ちなみに、私も最近youtubeでグラスハープの映像を漁って見まくってました(笑)
こんにちは。気に入っていただけたみたいで嬉しいです。ご期待に沿える記事ばかりではないと思いますが、よろしくお願いします 笑
返信削除ノエルのアルバム、イギリスではかなり人気高いんですね!
インターネットラジオってあまり聴いたことがないんですが、ちょっと聴いてみようと思います♪