2021/10/26

Easy On Me - Adele 歌詞と和訳と解説

今回は、5年ぶりとなるAdeleのニューシングル、"Easy On Me"の和訳と、ちょっとした解説をお届けします。



Easy On Me 歌詞と和訳


There ain't no gold in this river
That I've been washing my hands in forever
I know there is hope in these waters
But I can't bring myself to swim when I am drowning
In this silence baby let me in

もう永くこの川にこの手を浸して来たけれど
黄金なんて見つけられなかった
希望があるのはわかってるけれど
溺れてしまいそうで 泳ぎ出す気力も残っていないの
この静けさの中で 流れに身をまかせている

Go easy on me baby
I was still a child
Didn't get the chance to
Feel the world around me
I had no time to choose
What I chose to do
So go easy on me

きっと大丈夫
私がまだ子供で
広がる世界を感じ取ることもできないまま
他に選択肢もなかった
でも何を選んだとしても
きっと大丈夫だから

There ain't no room for things to change
When we are both so deeply stuck in our ways
You can't deny how hard I have tried
I changed who I was
To put you both first
But now I give up

何かを変えるのに 居場所なんていらない
私たちお互いのやり方のままじゃ 行き詰ってしまって
二人のことを一番に考えて
私が自分を変えようとどんなに頑張ってきたか
あなたは分かるはずよ
でももうおしまいね

Go easy on me baby
I was still a child
Didn't get the chance to
Feel the world around me
I had no time to choose
What I chose to do
So go easy on me

きっと大丈夫
私がまだ子供で
広がる世界を感じ取ることもできないまま
他に選択肢もなかった
でも何を選んだとしても
きっと大丈夫だから

I had good intentions
And the highest hopes
But I know right now
It probably doesn't even show

善かれと思って
一番良い道だと思って進んできたけれど
もうそれは私の目には見えないの

Go easy on me baby
I was still a child
Didn't get the chance to
Feel the world around me
I had no time to choose
What I chose to do
So go easy on me

きっと大丈夫
私がまだ子供で
広がる世界を感じ取ることもできないまま
他に選択肢もなかった
でも何を選んだとしても
きっと大丈夫だから

===歌詞ここまで===

ちょっとした解説


 見事としか言いようがない、最高のカムバックシングルですね。テクノロジーが進化し、楽曲制作にも様々な要素やテクニックが取り入れられて飾り立てられる中で、シンプルなピアノと芸術的な歌声で構成されたこの曲は、Adeleの5年ぶりのニューシングルとして相応しい、彼女の圧倒的な存在感をシーン全体に思い出させるのに十分すぎる作品でした。

 少し前に、突然各国のメディアに"30"の文字が踊り、Adeleのニューアルバムとして大変話題を集めましたが、この”Easy On Me”はその全世界待望のニューアルバム"30"のリードシングルとして、10月15日にリリースされました。

 冒頭にも記載しましたが、5年ぶりのニューシングルということもあって世界中の注目度も高く、リリース10日前に、AdeleのTwitterアカウントで公開されたイントロ部分のティザークリップがありましたが、こちらは1800万回を超える再生回数で、女性アーティストの投稿したビデオの最多再生回数を記録していたようです。
 YouTubeの再生回数についても、リリース1週間足らずで1億回を超えていました。

 哀愁漂うピアノのイントロから始まるこの楽曲は、郷愁や後悔、前進をテーマとして制作されていて、冒頭のセンテンス、"There ain't no gold in this river that I've been washing my hands in forever"や、サビの"Go easy on me baby"のフレーズからは、30歳を迎えた彼女が、離婚を経て過去を振り返りつつ、自らの人生を肯定して未来に進んでいく様を感じ取ることができます。
 自分の人生、そして息子に対するメッセージが込められた、優しくも力強いバラードに仕上がっていますね。

 ミュージックビデオは、カナダの映画監督によるもので、2015年にリリースされたシングル"Hello"と対になる形で制作されています。”Hello"では、家具付きの家に入ってくるところが描かれていましたが、今作では家から退去していくところが描かれています。

 まだリリースから10日程度しか経過していませんが、Spotifyではリリース当日に史上最多2400万回の再生回数を記録、1週間で8400万回再生と、こちらも史上最多を塗り替えており、今後のチャートの行方が気になるところです。


関連記事





0 件のコメント:

コメントを投稿