2010/07/31

1985年グラミー賞

1985年のグラミー賞最優秀レコード受賞曲はティナ・ターナーの『What's Love Got To Do With It』でした。邦題は『愛の魔力』です。

What's Love Got To Do With It - Tina Turner



彼女は2008年に50周年のアニヴァーサリー・ツアーを行っており、60年代から70年代にかけては、元夫のアイクとアイク&ティナ・ターナーとして活動していました。
この曲は、彼女のソロデビューアルバム、『Private Dancer』からのセカンドシングルで、最優秀レコードの他に楽曲賞も受賞しています。

同年のビルボード年間アルバムチャートでは、ブルース・スプリングスティーンのアルバムが1位となっています。

2010/07/30

第26回グラミー賞

第26回グラミー賞最優秀レコード受賞曲はマイケル・ジャクソンの『Beat It』です。邦題は『今夜はビート・イット』です。

Michael Jackson - Beat It






世界で1億枚以上を売り上げたアルバム『スリラー』からのサードシングルです。もともと、スリラーをプロデュースしていたクインシー・ジョーンズが、アルバムにロックンロールソングを入れたい、ということでマイケル・ジャクソンが書いた曲です。
これについて後にマイケル・ジャクソンは「小学生から大学生まで、子供たちが楽しめるようなロックを書きたかった」というようなことを語っています。

また、ギターソロはヴァン・ヘイレンのギタリストであるエディ・ヴァン・ヘイレンが演奏していることでも有名ですね。クインシー・ジョーンズからコンタクトがあった時はイタズラ電話だと思っていたそうです。

ギャング二人とダンスを披露するミュージックビデオもとても有名です。

後にウィアード・アル・ヤンコヴィックによるパロディも作られています。こちらも面白いと思います。

同年のビルボード年間アルバムチャートでも、やはりスリラーが1位となっています。

この年の最優秀アルバム賞はThrillerでした。

また、最優秀楽曲はThe Policeの"Every Breath You Take"です。





Every Breath You Takeは、この年の年間シングルチャートでも1位を獲得しており、彼の代表曲となっています。



2010/07/28

1983年グラミー賞

1983年のグラミー賞最優秀レコード受賞曲は、Totoの『Rosanna』でした。アルバム『TOTO IV』のオープニングトラックですね。

Rosanna - Toto



『TOTO IV』で、この年の最優秀アルバム賞も受賞しています。日本でも25万枚以上を売り上げており、80年代に音楽を聴いていた方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。この曲の他、『Africa』など多くのヒット曲が収録されています。



ちなみに、同年のビルボード年間アルバムチャートでは、マイケル・ジャクソンのスリラーが1位となっています。

2010/07/27

1982年グラミー賞

1982年のグラミー賞最優秀レコード受賞曲は、キム・カーンズの『Bette Davis Eyes』でした。邦題は『ベティ・デイビスの瞳』です。ニューウェイヴの名曲ですね。

Bette Davis Eyes - Kim Carnes



この曲は最優秀レコード賞の他、最優秀楽曲賞も受賞しています。

ニューウェイヴのメインストリームは70年代後半から80年代の中ごろまでで、2004年頃に再度ブームになるまではあまり聴かない言葉になっていました。

同年のビルボード年間アルバムチャートにも、同じくニューウェイヴバンドのThe Go-Go'sのアルバムがチャートインしています。

2010/07/26

1981年グラミー賞

1981年のグラミー賞最優秀レコードは、クリストファー・クロスの『Sailing』でした。VH1チャンネルの『40 Most Softsational Soft-Rock Songs』でも1位を獲得しています。

SAILING - Christopher Cross



この曲もまた、多くのアーティストにカヴァーされています。中でもR&Bシンガー、アヴァンのカヴァーがso coolです。



同年のビルボード年間アルバムチャートでは、REOスピードワゴンのアルバムが1位でした。また、クリストファー・クロスのアルバムも4位にチャートインしています。

2010/07/25

1980年グラミー賞

1980年代最初のグラミー賞最優秀レコードは、ドゥービー・ブラザーズの『What a Fool Believes』でした。マイケル・ジャクソンもバッキングとして参加しています。軽快なディスコサウンドからは、70年代後半のミュージックシーンがよく伝わってきます。

What a fool believes - Doobie brothers



こちらはマイケル・マクドナルドのヴァージョンです。もともとこの曲は彼によって書かれています。



同年のビルボード年間アルバムチャートでは、ピンク・フロイドのアルバムが1位になっています。

2010/07/21

1978年の洋楽と第21回グラミー賞

第21回グラミー賞最優秀レコードは、ビリー・ジョエルの『Just the Way You Are』でした。邦題は『素顔のままで』ですね。ビリー・ジョエルが最初に獲得したゴールド・ディスクでもあります。既に離婚していますが、元々はビリー・ジョエルの最初の妻に捧げたバースディ・ソングでした。

また、この曲は最優秀楽曲も受賞しています。





2009年から、トヨタのエスティマという車のCMソングとして使われていたので、何度か耳にしたことがある方も多いと思います。78年の年間チャートで4位だった、彼の5枚目のアルバム『The Stranger』にも収録されています。


1978年のビルボード年間シングルチャートです。

1     "Shadow Dancing"     Andy Gibb

2     "Night Fever"     Bee Gees

3     "You Light Up My Life"     Debby Boone

4     "Stayin' Alive"     Bee Gees

5     "Kiss You All Over"     Exile

6     "How Deep Is Your Love"     Bee Gees

7     "Baby Come Back"     Player

8     "(Love Is) Thicker Than Water"     Andy Gibb

9     "Boogie Oogie Oogie"     A Taste of Honey

10     "Three Times a Lady"     Commodores

この年は、映画『サタデーナイトフィーバー』が大ヒットした年でもあり、アルバムがグラミー賞を受賞、Bee Geesの楽曲も多くチャートインしています。

Just the way you areは17位でした。



続いてアルバムチャートです。

1. Saturday Night Fever / Bee Gees & Various Artists Soundtrack

2. Grease / John Travolta & Olivia Newton-John Soundtrack

3. Rumours / Fleetwood Mac

4. The Stranger / Billy Joel

5. Aja / Steely Dan

サタデーナイトフィーバーのサウンドトラックが1位ですね。
ビージーズといえばこのサタデーナイトフィーバーと小さな恋のメロディでしょうか。

また、4位はビリー・ジョエルの代表作、The Stranger です。
Strangerはイントロがとても美しく、本当に名曲だと思います。



2010/07/20

1977年の洋楽と第20回グラミー賞、名曲Hotel California

第20回グラミー賞、最優秀レコード受賞曲は、イーグルスの代表曲『Hotel California』です。20世紀を代表する名曲と言っても過言ではないでしょう。2009年には、デジタルダウンロード数も100万を超えたことで、RIAAにプラチナ認定されました。

Hotel California - Eagles




タイトルだけだとカリフォルニアにあるホテルのことを歌っていると思われがちですが、実は70年代後半の南カリフォルニアの音楽業界や、アメリカの社会を風刺する歌となっています。また歌詞も抽象的なもので、多くの解釈がなされていました。

イーグルスのドラマー、ドン・ヘンリーが何度か歌詞について言及しており、「我々が知っているアメリカンドリームの暗い部分を歌っている」というようなコメントを出したこともあります。


この年、第20回グラミー賞は、Song of the Yearが2曲受賞となった珍しい年でもあります。1曲目は、Barbra Streisandの"Evergreen"、2曲目はDebby Booneの"You Light Up My Life"です。








以下はこの年の年間シングルチャートです。Barbraの"Evergreen"が4位、Eaglesの"Hotel California"は19位となっています。

チャート上はあまりふるわなかったようですが、ローリングストーン誌の『偉大な500曲』49位にランクインしている他、21世紀に入っても歌い継がれる名曲として歴史に名を残していますね。


1     "Tonight's the Night (Gonna Be Alright)"     Rod Stewart

2     "I Just Want to Be Your Everything"     Andy Gibb

3     "Best of My Love"     The Emotions

4     "Evergreen (Love Theme from A Star Is Born)"     Barbra Streisand

5     "Angel in Your Arms"     Hot

6     "I Like Dreamin'"     Kenny Nolan

7     "Don't Leave Me This Way"     Thelma Houston

8     "(Your Love Has Lifted Me) Higher and Higher"     Rita Coolidge

9     "Undercover Angel"     Alan O'Day

10     "Torn Between Two Lovers"     Mary MacGregor

11     "I'm Your Boogie Man"     KC and the Sunshine Band

12     "Dancing Queen"     ABBA

13     "You Make Me Feel Like Dancing"     Leo Sayer

14     "Margaritaville"     Jimmy Buffett

15     "Telephone Line"     Electric Light Orchestra

16     "Whatcha Gonna Do?"     Pablo Cruise

17     "Do You Wanna Make Love"     Peter McCann

18     "Sir Duke"     Stevie Wonder

19     "Hotel California"     Eagles

20     "Got to Give It Up"     Marvin Gaye



同年のビルボード年間アルバムチャートでは、1位がサタデー・ナイト・フィーバーのサウンドトラックでした。ビリー・ジョエルのアルバムもチャートインしています。

1. Rumours / Fleetwood Mac

2. Songs In The Key Of Life / Stevie Wonder

3. A Star Is Born / Barbra Streisand & Kris Kristofferson / Soundtrack

4. Hotel California / Eagles

5. Boston / Boston

1位のフリートウッド・マックは昨年もチャートインしていました。
5位のボストンはトム・ショルツのバンドです。
wikipediaのボストンの項目に詳しく書かれていますが、引用させていただくと
"仕事の傍ら、電気工学の知識を生かして自宅アパートに多重録音可能なスタジオを構築、そこで作り上げたデモ・テープがCBS Recordsに認められ、デビューの運びとなる。このデモ・テープの完成度は異様なほど高かったので、ほとんどショルツ一人で作ったという話をCBS側 はにわかには信じず、後で「実は…」とバンドのメンバーが明かされるのではと期待していたと言われる。このスタート時点ですでに、ショルツ側とレーベル側 の思い違いがあったと(その後のことの成り行きを知っている現在からは)言える。デモテープを聞いた CBS側の担当者は「現存するあらゆる(ロック・ミュージック)作品の中で、最も素晴らしい作品である」と評価したと言われる。"


とのことで、非常に才能ある人物だったようです。

元々 のBoston のボーカルであるブラッド・デルプが2007年に亡くなってしまったため、
現在はトミー・デカーロという人がボーカルをしています。
彼は、カラオケでBostonの曲を歌ったものをMyspaceで公開していたところスカウトされたという面白い参加のしかたをしています。


2010/07/18

第19回グラミー賞

1977年のグラミー賞最優秀レコードはジョージ・ベンソンの『This Masquerade』でした。もとは1972年に発売されたレオン・ラッセルのシングル『Tight Rope』のB面だったのですが、その後数多くのアーティストによってカヴァーされ、77年にグラミー賞となりました。

This Masquerade - George Benson



日本ではおそらくカーペンターズのカヴァーヴァージョンが一番有名なのではないでしょうか。ジャズっぽいピアノがおしゃれです。



1977年のビルボード年間アルバムチャートには、スティーヴィー・ワンダーのアルバムなどがチャートインしていました。

2010/07/16

1976年グラミー賞

さて久々のグラミー賞です。1976年の最優秀レコード受賞曲はキャプテン&テニールの『Love Will Keep Us Together』でした。邦題は『愛ある限り』です。最近では、キャメロン・ディアスが出演していたソフトバンクのCMソングとして使われていました。

Love Will Keep Us Together - Captain and Tennille



ニール・セダカのカヴァー曲ですが、グラミー賞はキャプテン&テニールが受賞しています。キャプテン&テニールは、ダリル・ドラゴンとトニー・テニール夫婦のデュオで、ドラゴンは元々ビーチボーイズのバックバンドとしても活動していました。

この曲はその後も様々なアーティストにカヴァーされていて、ニッケルバックのカヴァーヴァージョンも聴くことが出来ます。こちらもかなりいいですね。



ちなみに同年のビルボード年間アルバムチャートでは、ポール・マッカートニーのウィングスや、イーグルスのグレイテストヒッツ、シカゴなどがチャートインしています。

2010/07/15

40 Most Softsational Soft-Rock Songs 10-1

過去3回にわたってお送りしてきた『40 Most Softsational Soft-Rock Songs』ですが、今回で終了です。堂々の一位を飾る曲は、クリストファー・クロスの名曲『Sailing』でした。この曲に関しては、1981年のグラミー賞で紹介するので今回は特に触れないことにします。

01. Christopher Cross – Sailing
02. Styx – Babe
03. Rupert Holmes – Escape (The Pina Colada Song)
04. Barry Manilow – Mandy
05. Chicago – If You Leave Me Now
06. Air Supply – Making Love Out Of Nothing At All
07. Kansas – Dust In The Wind
08. The Doobie Brothers – What A Fool Believes
09. Hall and Oates – One On One
10. Chuck Mangione – Feels So Good

5位はシカゴのバラード『If You Leave Me Now』です。彼らは今でこそアメリカン・ロックなバンドですが、フュージョンのような曲も多く作っていました。

Chicago – If You Leave Me Now



6位はエアー・サプライの名曲『Making Love Out Of Nothing At All』です。ピアノの旋律が綺麗ですね。映画『Mr & Mrs スミス』の挿入歌としても使われていたようです。

Air Supply – Making Love Out Of Nothing At All



さて最後は10位、フリューゲルホルン奏者チャック・マンジオーネの代表曲『Feels So Good』です。ソフトロックリストですが、ジャズでお別れです。

Chuck Mangione – Feels So Good



2010/07/14

40 Most Softsational Soft-Rock Songs 19-11

さて、今回も『40 Most Softsational Soft-Rock Songs』の19位から11位までの何曲かをご紹介します。

11. Olivia Newton-John – I Honestly Love You
12. Starland Vocal Band – Afternoon Delight
13. Carpenters – Superstar
14. Seals & Crofts – Summer Breeze
15. Journey – Open Arms
16. Bread – Baby I’m – A Want You
17. Juice Newton – Angel Of The Morning
18. Toto – Rosanna
19. Michael Bolton – How Am I Supposed to Live Without You

チャート上位だけあって、珠玉の名曲揃いです。
11位は以前紹介した、1975年のグラミー賞最優秀レコード、オリヴィア・ニュートン・ジョンの『I Honestly Love You』です。

13位はカーペンターズの代表作として名高い『Superstar』ですね。カーペンターズはこの他にも素晴らしい曲が沢山ありますが、これが選ばれたようです。

Carpenters – Superstar



14位はシールズ&クロフツの『Summer Breeze』です。彼らはソフトロックのデュオとして有名ですね。

そして15位はジャーニーの『Open Arms』です。日産のCMで使われていたので、サビの部分を聴いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。ジャーニーはロックバンドなんですが、この曲は結婚式のBGMに使われることもある名バラードです。

Journey – Open Arms



このリストはソフトロックなのか、という感じも相変わらずありますが、気にせずいきます。次回はいよいよトップ10です。

2010/07/12

40 Most Softsational Soft-Rock Songs 29-20

さて、前回に引き続き『40 Most Softsational Soft-Rock Songs』から、ソフトロックの名曲を紹介していきたいと思います。今回はリストの29位から20位までです。ソフトロックに入るかどうか微妙な曲もあったりしますが、リストがそうなのでそうしておきます。

20. Captain & Tennille – Do That To Me One More Time
21. Orleans – Still the One
22. Roberta Flack & Peabo Bryson – Tonight, I Celebrate My Love
23. REO Speedwagon – I Can’t Fight This Feeling
24. Phil Collins – One More Night
25. Anne Murray – You Needed Me
26. Harry Chapin – Cat’s In The Cradle
27. Lionel Richie – Hello
28. America – Horse With No Name
29. Debby Boone – You Light Up My Life

22位はおなじみ、ロバータ・フラックとピーボ・ブライソンの『Tonight, I Celebrate My Love』です。80年代の名バラードですね。

Pebo Bryson & Roberta Flack - Tonight I Celebrate My Love



24位はフィル・コリンズの名曲『One More Night』です。彼はジェネシスのドラム兼ヴォーカルとしても有名ですね。

Phil Collins - One more Night



そして27位は80年代を代表するアーティスト、ライオネル・リッチーの『Hello』です。あの『We Are The World』で最初に歌っている人です。

Hello - Lionel Richie



2010/07/10

The Carpenters 名曲集

ロック全盛と言われている1970年ですが、以前紹介したSimon & Garfunkelや、Jackson 5、そしてカーペンターズなど、よりポップなグループの人気も負けじと高い時代でした。
今回はCarpentersの名曲を紹介します。

まずは1970年5月リリース、初のビルボード1位シングル"(They Long to Be) Close to You"です。1970年の年間チャートでも2位を獲得しています。(1位はサイモン・アンド・ガーファンクルの"Bridge over Troubled Water")
Close to You


続いては、Close to Youの直後にリリースされた"We've Only Just Begun"です。当時から、結婚式のBGMとしても非常に人気が高かったそうです。

We've Only Just Begun


1971年にリリースされた"Rainy Days And Mondays" ビルボードチャートで2位を獲得、カーペンターズの楽曲の中でもかなり有名な曲です。

Rainy Days And Mondays


同じく1971年リリース、Rainy Daysと同じアルバムに収録されている"Superstar" Superstar

The Marvelettesのデビュー曲、"Please Mr Postman"のカヴァー。 Please Mr Postman
名曲ばかりですね。

VH1's 40 Most Softsational Soft-Rock Songs 40-30

 今回はちょっと趣向を変えて、前回ご紹介したVH1チャンネルの『40 Most Softsational Soft-Rock Songs』のご紹介です。Softsationalってなんて訳せばよいのかわからないんですが、要はソフトロックの名盤40曲ってところです。2007年に発表されたリストなので、わりと最近ですね。

 まずは40位から30位までのご紹介です。全曲それぞれ紹介していきたいのですが、ちょっと多いのでいくつかピックアップして書いていきます。

30. Andrew Gold – Lonely Boy
31. Richard Marx – Hold On To The Nights
32. Kenny Loggins – This is It
33. Cat Stevens – Peace Train
34. Dan Hill – Sometimes When We Touch
35. Extreme – More Than Words
36. 10cc – I’m Not in Love
37. Leo Sayer – When I Need You
38. Peter Frampton – Baby, I Love Your Way
39. David Soul – Don't Give Up On Us
40. Bertie Higgins – Key Largo

40曲しかないので当然ですが、下位もソフトロックの名盤だらけですね。

まず紹介したいのは35位、エクストリームの『More Than Words』です。ギターで洋楽のコピーしたことがある人は、一度は弾いたことがあるのではないでしょうか。エクストリームはハードロックのバンドなのですが、アコースティックギター一本で演奏されているこの曲が代表作として紹介されることも少なくありません。

Extreme - More Than Words



順番がバラバラですが、31位はリチャード・マークスの『Hold On To The Nights』です。洋楽バラードと言えばまず名前が出てくるのがリチャード・マークスです。この他にも『Now and Forever』や『Right here waiting』など数多くの名曲を送り出しています。

Richard Marx – Hold On To The Nights



39位は、ディヴィッド・ソウルの『Don't Give Up On Us』です。彼はドラマ版スタスキー&ハッチのハッチ役のアクターでもあります。

David Soul - Don't Give Up On Us



2010/07/09

1975年グラミー賞

1975年の最優秀レコード賞はオリヴィア・ニュートンジョンの『I Honestly Love You』でした。1978年の杏里さんのシングル『オリビアを聴きながら』のオリビアはこの人です。ちゃんと調べるまで、ずっと誰なんだろうと思ってました。

I Honestly Love You / Olivia Newton-John



この曲はオリヴィアの最初のヒットソングでもあり、アメリカのケーブルテレビVH1(MTVの兄弟チャンネル)がまとめた『40 Most Softsational Soft-Rock Songs』で11位に位置しています。次回はちょっとグラミー賞から離れて、このリストを紹介してみたいと思います。

オリビアを聴きながら - 杏里



ちなみに同年のビルボード年間アルバムチャートには、エルトン・ジョンのグレイテストヒッツやジョン・デンバーのアルバムが入っていたようです。

2010/07/07

1974年グラミー賞

1974年のグラミー賞最優秀レコードはロバータ・フラックの『Killing Me Softly with His Song』でした。ロバータ・フラックは昨年の『The First Time Ever I Saw Your Face』に続いて2年連続の受賞です。邦題は『やさしく歌って』です。これも素晴らしい意訳ですね。

Killing Me Softly with His Song / Roberta Flack



『The First Time Ever I Saw Your Face』同様に、カヴァーソングです。この曲も非常に多くのアーティストにカヴァーされており、キャロル・キングやジャクソン5、ハーブ・アルパート、最近だとアリシア・キーズなど、挙げればきりがありません。

ちなみに日本のCMでBGMとして使用されていたこともあるので、聞いたことがある方も多いと思います。ネスカフェのCMで、使われていたのは渡辺美里さんが歌っているヴァージョンです。

曲はこちらで聴けます

同年のビルボード年間アルバムチャートでは、エルトン・ジョンのアルバムが1位でした。

2010/07/06

1973年グラミー賞

 1973年のグラミー賞最優秀レコードはロバータ・フラックの『The First Time Ever I Saw Your Face』でした。邦題は『愛は面影の中に』です。たまに思うんですが、翻訳のお仕事されてる方って本当にすごいですね。この曲の歌詞もこれでもかというくらい甘い内容なんですが、巧みに形容した名訳ではないでしょうか。

The First Time Ever I Saw Your Face / Roberta Flack



この曲はもともと1957年にペギー・シーガーという女性のフォークシンガーがリリースしたものでしたが、ロバータ・フラックのヴァージョンでグラミー賞を受賞したことにより一躍有名になりました。

その他に、セリーヌ・ディオンもこの曲をカヴァーしたCDをリリースしています。



同年のビルボード年間アルバムチャートには、ウォー(War)やスティーヴィー・ワンダーなどがチャートインしていました。

2010/07/04

1972年グラミー賞

1972年のグラミー賞最優秀レコードはキャロル・キングの『It's Too Late』でした。

It's Too Late / Carole King



キャロル・キングといえばロコモーションや、ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウなどが有名ですが、これも名曲ですね。
同年のビルボードアルバムチャート2位のアルバム『Tapestry』にも収録されています。

95年にはグロリア・エステファンがカヴァーしており、こちらも原曲のイメージを壊すことなくいい雰囲気を出しています。