2016/03/18

Hey Jude - The Beatles 歌詞と和訳と楽曲解説

今回は、The Beatlesの名曲、"Hey Jude"をご紹介します。

1968年リリース、USビルボードでは9週に渡って1位を獲得、世界で800万枚以上のセールスを記録した、音楽史に残る大ヒットシングルです。




Hey Jude 歌詞

Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better

なあジュード、落ち込むなよ
悲しい歌だって気分は上がるさ
彼女を心の中に置いておくんだ
そうすればきっといい方向に進んでいけるさ

Hey Jude, don't be afraid
You were made to go out and get her
The minute you let her under your skin
Then you begin to make it better

なあジュード、恐れるなよ
外に出されたから彼女を手にしたんだ
彼女を受け入れたなら
きっと良い方向に進んでいけるさ

And anytime you feel the pain, hey Jude, refrain
Don't carry the world upon your shoulders
For well you know that it's a fool who plays it cool
By making his world a little colder
Nah nah nah nah nah nah nah nah nah

痛みを感じるなら、なあジュード、やめちまおう
そんな世界を背負いこまないでいい
クールにふるまうなんてバカらしいだろ
自分の世界をちょっと寒くしてるだけさ

Hey Jude, don't let me down
You have found her, now go and get her
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better

なあジュード、がっかりさせるなよ
彼女を見つけたんだから、今こそつかまえに行くんだ
彼女を心の中に置いておくんだ
そうすればきっといい方向に進んでいけるさ

So let it out and let it in, hey Jude, begin
You're waiting for someone to perform with
And don't you know that it's just you, hey Jude, you'll do
The movement you need is on your shoulder
Nah nah nah nah nah nah nah nah nah yeah

さらけ出して受け入れるんだ、なあジュード、さあ
誰かが一緒にやってくれるのを待ってるけど
わかるだろ それはお前なんだ、なあジュード、やらなくちゃ
お前が必要としてる行動は お前にかかってるんだよ

Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her under your skin
Then you'll begin to make it
Better better better better better better, oh
Nah nah nah nah nah nah, nah nah nah, hey Jude

なあジュード、落ち込むなよ
悲しい歌だって気分は上がるさ
彼女を心の中に置いておくんだ
そうすればきっといい方向に進んでいけるさ


楽曲解説

"Hey Jude"は、1968年に Paul McCartney によって作曲され、同年8月にリリースされました。『ジュード』というのは、John Lennon の息子である Julian を指しており、父と母が離婚してしまった5歳の Julian を元気づけるために作られた曲です。

1968年、John Lennon とオノ・ヨーコとの仲が進むにつれ、John の妻だった Cynthia との関係は悪化していきました。心を痛めた Paul は、彼女と息子のもとを訪れ、ドライブへ連れて行きます。車の中で Paul は、息子 Julian のために作曲した"Hey Jude"を流し、彼を元気づけようとしたようで、後に Paul は、『(両親の別れが)彼にとっては辛いことになるってわかってたからね』と語っています。

Paul の言葉通り、離婚は Julian の心に大きな傷痕を残しました。これについては Julian のインタビューが残されており、
『実際、父が僕と一緒にいた時にどうだったかって、全く知りたくはないんだ。自分について語る上ではネガティヴな要素でしかないよ。Paul と一緒に過ごした時間のほうが長いし、彼との写真のほうが父よりもずっと多いんだ。』と語られています。

歌詞中のセンテンス"The movement you need is on your shoulder"は、表現が安っぽいという理由から書き直しが考えられていましたが Paul が John に相談したところ、『むしろこの歌で一番いいよ』と言われて歌詞に残ったそうです。

後に Paul は、『ライブなどでこの部分を歌うたびに、その時のことを思い出してちょっと感傷的になるんだ』とコメントしています。





2 件のコメント:

  1. 卒業する小学生にこの歌詞を紹介したかったのですが、一番しっくりくる訳詞なので、この訳で紹介してかまいませんか。

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  2. ご連絡ありがとうございます。
    小学生にご紹介されるとのことで、
    使っていただいて構いません。
    名曲は時代を超えて受け継がれていきますね。

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