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2023/04/01

1960年代の洋楽(アメリカ音楽史)概説

アメリカの音楽シーンにおける1960年代は、文化や社会の変化が音楽に大きく影響し、新たな音楽スタイルやムーブメントが生まれた時代でした。以下に、この時代を語る上での重要なキーワードとその特徴を紹介します。



2010/06/24

1969年第11回グラミー賞

1969年のグラミー賞最優秀レコードはサイモン・アンド・ガーファンクルの『Mrs. Robinson』でした。元はダスティン・ホフマン主演の映画『卒業』で使用されていた曲であり、レコード用に歌詞を加えて制作されたものです。

Mrs. Robinson / Simon & Garfunkel



サイモン・アンド・ガーファンクルは、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルのヴォーカル・デュオ・グループで、1960年代において最も人気のあったミュージシャンです。90年にはロックの殿堂入りも果たしており、時代を超えて人々に愛されています。

この曲の他にもいくつものヒットソングを手がけており、グラミー賞も数多く受賞しています。ただサウンドは素晴らしいんですが、仲があまり良くないことでも有名ですね。



2010/06/22

1968年グラミー賞

1968年のグラミー賞最優秀レコードはthe 5th dimensionの『Up, Up and Away』でした。

Up, Up and Away / The 5th Dimension



フィフス・ディメンションは、60年代後半から70年代にかけて活躍した黒人5人のヴォーカルグループです。この曲は、同じく60年代後半に流行した「サンシャイン・ポップ」と呼ばれるジャンルに分類されます。あまり馴染みがないかもしれませんが、ビーチ・ボーイズなんかも同じジャンルに分類されることが多いです。

1968年のビルボードアルバムチャートでは、ジミ・ヘンドリックスが1位でした。

2010/06/21

1967年グラミー賞

1967年のグラミー賞最優秀レコード賞はフランク・シナトラの『Strangers In The Night』でした。

Strangers In The Night / Frank Sinatra



MyWayとあわせて、フランク・シナトラの代表作と言ってよいのではないでしょうか。
彼はThe Voiceと称されるほどの卓越した歌唱力で、グラミー賞他数多くのアワードに輝き、20世紀を代表するシンガーとして活躍した人物です。

シナトラのこの曲もカヴァーですが、その他アンディ・ウィリアムズやラッセル・ワトソンなどをはじめとした非常に多くのミュージシャンのカヴァーがあります。

Strangers In The Night - Russell Watson



ちなみに、同年のビルボードアルバムチャートでは、Monkeesが1位でした。

2010/06/15

第8回グラミー賞(1965年-1966年)

1966年のグラミー賞はハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスの『A Taste of Honey』でした。

A Taste Of Honey - Herb Alpert & The Tijuana Brass



この曲も多くのミュージシャンにカヴァーされていて、(もともとグラミー賞受賞レコードもカヴァーですが)有名どころではビートルズやベンチャーズなどがあります。

The Beatles - Taste of Honey



同年のビルボードアルバムチャートも1位・3位・5位がハーブ・アルパートのアルバムということで、1966年はまさに彼の時代だったようです。

2010/06/14

1965年グラミー賞

1965年のグラミー賞最優秀レコード受賞曲はジョアン・ジルベルト & スタン・ゲッツの『イパネマの娘』でした。

The Girl from Ipanema / João Gilberto and Stan Getz



ボサノヴァの名曲ですね。この曲も数多くのミュージシャンによってカヴァーされており、2004年にはNational Recording Registryの50曲のうちの1曲として選出されています。

ちなみにNational Recording Registryというのは、歴史的、文化的に価値のある「音源」のリストです。毎年50曲(近年は25曲)ずつ選出されており、音楽はもちろんですが、キング牧師の演説『I have a dream』などもリストに名を連ねています。

1965年のビルボードアルバムチャートはビートルズのアルバムなどが入っていました。

2010/06/10

1964年グラミー賞

1964年のグラミー賞最優秀レコードはヘンリー・マンシーニの『酒とバラの日々』でした。

Days of Wine And Roses / Henry Mancini



同名の映画『酒とバラの日々』のテーマソングですね。ヘンリー・マンシーニは2年前の1962年にも『ムーン・リバー』で最優秀レコード賞を受賞しています。ヘンリーはムーン・リバーに続き、この曲で2年連続となるアカデミー賞の Best Original Song (アカデミー歌曲賞)も受賞しています。

また、ジャズのスタンダードナンバーとしても知られており、多くのミュージシャンが演奏しています。

1964年のビルボードアルバムチャートはミュージカル『ハロー・ドリー』のオリジナルキャスト盤でした。

1963年グラミー賞

1963年のグラミー賞受賞曲はトニー・ベネットの『霧のサンフランシスコ』でした。

I Left My Heart in San Francisco / Tony Bennett



同名のアルバムはビルボードの年間チャート5位でした。歌詞がちょっと変わっていて、ゲイのカップルがニューヨークでサンフランシスコを想う、という内容になっています。

『思い出のサンフランシスコ』として、美空ひばりさんが歌ったものもYouTubeにありました。



同年のアルバムチャートはピーター・ポール・アンド・マリーが大活躍でした。個人的には、63年の最優秀レコードは500Milesです。日本でも忌野清志郎をはじめ、多くのミュージシャンがカヴァーしています。

500 Miles - Leyona






2010/06/09

第4回グラミー賞(1962年)

1962年のグラミー賞受賞曲は、ヘンリー・マンシーニの『ムーン・リバー』でした。

Moon River / Henry Mancini



オリジナル版はオードリー・ヘップバーンの Breakfast at Tiffany's (ティファニーで朝食を)の映画に使われたものです。優しく、それでいてとても美しい曲ですよね。1961年に発表されて以来数多くのアーティストによってカヴァーされてきました。

日本だと手嶌葵さん(ジブリのゲド戦記のテーマソングを歌っていた方)がカヴァーされているものがとてもよいです。



1962年のビルボードアルバムチャートにも、『ティファニーで朝食を』をサウンドトラックが入っています。

2010/04/18

1968年の洋楽

1968年のチャートです。

1. Are You Experienced? / Jimi Hendrix Experience

2. The Graduate / Simon/Garfunkel/Soundtrack

3. Disraeli Gears / Cream

4. Magical Mystery Tour / Beatles/Soundtrack

5. Diana Ross And The Supremes' Greatest Hits / Diana Ross/The Supremes

昨年までとうって変わって、この年のチャートはバラエティ豊かです。
今では文献からしか窺い知ることは出来ませんが、68年前後はアメリカの音楽の中で大きな変化があったのでしょう。

1位は「天才ギタリスト」ジミ・ヘンドリックスのアルバム。
彼は66年のデビューからわずか4年後の1970年に亡くなっていますが、
エリック・クラプトンをして「僕とジェフ・ベックが二人がかりでいっても、ジミにはかなわないだろう」と言わしめるなど、後のアーティストに多大な影響を与えた人物でした。

2位はアメリカのコメディ映画「The Graduate」のサウンドトラックです。
テーマソングをはじめ、サイモンアンドガーファンクルの曲が多く使われています。

3位はクリーム、というバンドのアルバムです。
日本ではコアなファン以外はあまり馴染みがないかもしれませんが、エリック・クラプトンのグループですね。

4位はビートルズのアルバム「Magical Mystery Tour」です。
彼らが自分自身の映画を作ろうと試みたプロジェクトがMagical Mystery Tourであり、その結果完成したアルバムです。

5位はダイアナロスのベストアルバムですね。


1968年ですが、60年代のアメリカを語る上では外すことの出来ない事件が発生します。
黒人大統領が登場するなど、今でこそ黒人・白人が平等に生活しているアメリカですが、
当時は人種差別が社会問題となっていました。
当然黒人の人権を主張する動きもあり、50年代には大衆運動に発展したものが公民権運動として知られています。

68年の事件は、4月に公民権運動の指導者の一人であるキング牧師が暗殺されるというショッキングなものでした。

2010/04/15

The Beatles と1964年の洋楽

1962年に、"Love Me Do"でデビューし、翌年の"Please Please Me"で一躍英国のスターとなったビートルズですが、アメリカではなかなか思うようにヒットせず、本格的に人気が出始めたのは1963年の11月にリリースされた"I Want to Hold Your Hand"からでした。

その間、アルバム"Please Please Me"が英国で30週連続1位を獲得するなど話題を集め、アメリカのLife誌やNewsweek誌といった大手の雑誌が特集したことがきっかけだったようです。

ビルボードの年間チャートでは、1位の"I Want to Hold Your Hand"、2位の"She Loves You"を含め、9曲がチャートインしており、世界的な人気を不動のものとしていきます。

I Want to Hold Your Hand


10位までのチャート

1. I Want to Hold Your Hand - The Beatles
2. She Loves You - The Beatles
3. Hello, Dolly! - Louie Armstrong
4. Oh, Pretty Woman - Roy Orbison
5. I Get Around - The Beach Boys
6. Everybody Loves Somebody - Dean Martin
7. My Guy - Mary Wells
8. We'll Sing in the Sunshine - Gale Garnett
9. Last Kiss - J. Frank Wilson and the Cavaliers
10. Where Did Our Love Go - The Supremes

また、翌65年はHelp!含め3曲、66年はWe Can Work It Outなど4曲がチャートインし、60年代を代表するアーティストでした。

続いて1964年のアルバムチャートです。

1. Hello, Dolly! / Original Cast
2. In The Wind / Peter/Paul/Mary
3. Honey In The Horn / Al Hirt
4. The Barbra Streisand Album / Barbra Streisand
5. West Side Story / Soundtrack

2位は前年に引き続きPP&Mのアルバム、
3位はトランペッターのアル・ハートのアルバムです。

注目すべきは4位のバーブラ・ストライサンドでしょう。
彼女はエミー賞・ゴールデングローブ賞・グラミー賞等々数々のアワードでグランプリに輝いたこともある、アメリカショービジネス界の大スターです。

1964年からは大分後になりますが、The Way We Were は名曲です。