2011/02/27

YouTubeで話題沸騰のインターネットセレブ Sam Tsui(サム・ツイ)

YouTubeが世界的なシェアを獲得してから、才能あるアーティストたちは新しい形で世に出てくるようになってきました。ジャスティン・ビーバーしかり、これからはYouTubeからスターが誕生することも珍しくなくなるかもしれません。

今回ご紹介するのは、YouTubeにビデオを投稿している中でも今最高に熱いアマチュアのアーティスト、Sam Tsui(サム・ツイ)です。イェール大学に通う21歳の中国系アメリカ人で、2009年から活動しています。まずはこちらをどうぞ。



マイケル・ジャクソンをアカペラでカヴァーしたビデオで、以前日本でも話題になっていたものです。覚えている方も多いかも。当時からかなり注目を集めていましたが、あれから2年近く経ってさらに脂がのってきました。

"Just A Dream" by Nelly - Sam Tsui & Christina Grimmie


こちらは2010年の11月に投稿されたビデオで、おそらくマイケル・ジャクソンのカヴァー以降最も有名なものです。同年8月にリリースされたNellyの大ヒットシングル、"Just a Dream"をカヴァーしたもので、同じくYouTubeにビデオを投稿しているChristina Grimmieと歌っています。

再生回数も1500万回を突破、アマチュアとは思えないクオリティの高さじゃないでしょうか。

さらに今月、本人もかなり興奮していた出来事がありました。名実共に認められたと言っても過言ではないかもしれませんが、ブリトニー・スピアーズの新曲"Hold It Against Me"をカヴァーしたビデオをYouTubeにあげたところ、プロモーションとしてブリトニーのオフィシャルサイトで紹介されることに。それがこちらです。

"Hold It Against Me" - Britney Spears (Sam Tsui Cover)


アメリカではいくつかのテレビ番組にも出演するなど、インターネット以外のフィールドでも露出を増やしており、今後ますます目を離せないアーティストです。曲のアレンジや演奏は同じくイェール大学の学生であるKURT SCHNEIDER(クルト・シュナイダー)が担当しているようで、こちらの才能にも注目ですね。

最後にご紹介するのはこちらのビデオで、これもかなり才能を感じる作品に仕上がっています。2010年のヒットシングル、ケイティ・ペリーのFireworksとブルーノ・マーズのGrenadeのマッシュアップです。

Firework & Grenade MASHUP (Explosion Medley) - Sam Tsui


ちなみに、ITMSからも彼の曲がダウンロード出来るようになっているので、興味がある方はぜひ探してみて下さい。オリジナル曲もいくつかあるようです。

2011/02/23

2009年の洋楽

2009年の洋楽シングルチャートは、BEPやレディ・ガガのエレクトロ系と、フローライダーやカニエウェストなどのヒップホップ勢が上位を占めていました。その中では、テイラー・スウィフトが大奮闘といったところでしょうか。

1. Boom Boom Pow - The Black Eyed Peas
2. Poker Face - Lady GaGa
3. Just Dance - Lady GaGa ft Colby O'Donis
4. I Gotta Feeling - The Black Eyed Peas
5. Love Story - Taylor Swift
6. Right Round - Flo Rida
7. I'm Yours - Jason Mraz
8. Single Ladies (Put A Ring On It) - Beyonce
9. Heartless - Kanye West
10. Gives You Hell - The All-American Rejects
11. You Belong With Me - Taylor Swift
12. Dead And Gone - T.I. Featuring Justin Timberlake
13. You Found Me - The Fray
14. Use Somebody - Kings Of Leon
15. Knock You Down - Keri Hilson Featuring Kanye West & Ne-Yo
16. Blame It - Jamie Foxx Featuring T-Pain
17. I Know You Want Me (Calle Ocho) - Pitbull
18. Live Your Life - T.I. Featuring Rihanna
19. Kiss Me Thru The Phone - Soulja Boy Tell'em Featuring Sammie
20. Down - Jay Sean Featuring Lil Wayne
21. The Climb - Miley Cyrus
22. Best I Ever Had - Drake
23. My Life Would Suck Without You - Kelly Clarkson
24. Halo - Beyonce
25. Hot N Cold - Katy Perry
26. Second Chance - Shinedown
27. Circus - Britney Spears
28. Day 'N' Nite - Kid Cudi
29. Party In The U.S.A. - Miley Cyrus
30. Don't Trust Me - 3OH!3

チャートの中からいくつかPVと曲をご紹介します。

Lady Gaga - Poker Face


レディ・ガガは翌年の2010年に日本で大ヒットとなりました。auのCMの効果も大きかったのではないでしょうか。

Love Story- Taylor swift


同じく2010年に日本の洋楽シーンで大ヒットのテイラー・スウィフトです。何度か来日もしており、スマスマにも出演していました。

続いては2曲続けてロックです。

The Fray - You Found Me


Kings of Leon - Use Somebody


キングスオブレオンは、この年(第52回)のグラミー賞で最優秀レコードを受賞していました。

その他、ケリー・クラークソンの"My Life Would Suck Without You"やブリトニーの"Circus"、マイリー・サイラスあたりは日本でも流行っていた気がします。

2009年の洋楽アルバムチャートはこちらで

2011/02/21

1992ブリットアワード Seal

1992年のブリットアワードからは、British album, British male solo artist, British Videoを受賞したR&Bシンガー、Seal(シール)をご紹介します。
ブリットアワードの他、MTVのアワードやグラミー賞など、数多くのアワードで賞を受けており、R&Bシンガーとして現在も世界的に活躍しています。

最初にご紹介するのは、British album受賞のアルバム"Seal"から、デビューシングル"Crazy"です。UKシングルチャートでは2位を獲得、USのビルボードでは、最初の週は90位代からのスタートとなったものの、その後2ヶ月足らずで7位まで上昇する大ヒットシングルとなりました。

Seal - Crazy


2曲目はSeal名曲中の名曲、"Kiss From A Rose"です。バットマンフォーエバーのテーマソングで、96年のグラミー賞でレコードオブザイヤー、ソングオブザイヤーを獲得した大ヒットソングです。

Seal - Kiss From A Rose


続いては最近のシングルから、"Secret"です。シールは2005年にドイツ人のスーパーモデルであるハイディ・クルムさんと結婚したんですが、その人と二人でPVに出演しています。どことなくジョン・レノンっぽい気がするのは僕だけでしょうか。

Seal - Secret


2011/02/18

ジャスティン・ビーバーがInternational Breakthrough Act受賞他 2011 ブリットアワード

 グラミー賞の影に隠れてしまっていますが、1日あけた2月15日、イギリスの音楽賞であるBrit Awardsの授賞式が行われていました。タイトル通り、ジャスティン・ビーバーがグラミー賞の雪辱を晴らす、International Breakthrough Act受賞となりました。
 受賞者、受賞作品一覧は以下の通りです。

British Male Solo Artist
- Plan B

British Female Solo Artist
- Laura Marling

British Breakthrough Act
- Tinie Tempah

British Group
- Take That

British Single
- Pass Out / Tinie Tempah

MasterCard British Album of the Year
- Sigh No More / Mumford & Sons

International Male Solo Artist
- Cee Lo Green

International Female Solo Artist
- Rihanna

International Breakthrough Act
- Justin Bieber

International Group
- Arcade Fire

International Album
- Arcade Fire


それでは順番に見ていきます。British Male Solo Artistはラッパーでシンガーソングライターの"Plan B"でした。2010年3月のヒットシングル、"She Said"が記憶に新しい感じでしょうか。

Plan B - She Said


British Female Solo ArtistはフォークシンガーのLaura Marling、British GroupはTake Thatが受賞しています。注目は、Breakthrough Act、British Single受賞の"Tinie Tempah(タイニー・テンパー)"です。
2010年のデビューシングルがUKチャートでいきなり1位を獲得、続くアルバムもチャート1位で、そのままブリット・アワードを受賞してしまいました。
British Single受賞曲は、デビューシングル"Pass Out"です。

Tinie Tempah - Pass Out


ちなみにTinie Tempahの曲は、個人的にはこっちのほうがおすすめです。今年大注目のUKラッパーですね。

Tinie Tempah - Written In The Stars


その他、フォークバンドの"Mumford & Sons"がBritish Albumを受賞しています。International Male/Female Solo Artistはシーロ、リアーナと、グラミー賞の面々が受賞していますね。アーケード・ファイアはこちらでもWinnerとなりました。

ジャスティン・ビーバーは少しでも浮かばれたでしょうか。

Justin Bieber - Baby ft. Ludacris


2011/02/15

第53回グラミー賞(2010) 主要4部門レビュー

 2011年2月発表の第53回グラミー賞、今年も楽しませていただきました。前評判ではエミネムやシーロ、ジャスティン・ビーバーが大人気だったのですが、波乱含みの展開に。中でも新人賞はまさかのジャスティン・ビーバー受賞ならずと、大方の予想を大きく裏切る結果になりました。

主要4部門の受賞結果です。

Record of the Year(最優秀レコード賞)
Need You Now - Lady Antebellum(ニード・ユー・ナウ - レディ・アンテベラム)

Album of the Year(最優秀アルバム賞)
The Suburbs - Arcade Fire(ザ・サバーブス - アーケード・ファイア)

Song of the Year(最優秀楽曲賞)
Need You Now - Lady Antebellum(ニード・ユー・ナウ - レディ・アンテベラム)

Best New Artist(最優秀新人賞)
Esperanza Spalding(エスペランサ・スポルティング)

最優秀レコード、最優秀楽曲は共にレディ・アンテベラムが受賞を果たしました。このブログでも何度か紹介していますが、2009年8月リリースの"Need You Now"です。今回の受賞でさらにセールスが伸びそうですね。日本でも売れてくるかもしれません。グラミー賞の他、2010年に数々のカントリーミュージックのアワードで賞に輝いています。

Need You Now - Lady Antebellum



最優秀アルバムは、カナダのインディーロックバンド、アーケード・ファイアのアルバム『ザ・サバーブス』が受賞しました。受賞の瞬間、ヴォーカルのバトラーは思わず"What the hell?(マジで言ってるの?)"と言っていました。
売り上げ枚数こそ多くないものの、USやUK、カナダなどのチャートで1位を獲得しているアルバムです。

Arcade Fire - Ready to Start



最優秀新人賞は、ジャズ・ベーシストのエスペランサ・スポルディングの受賞となりました。新人賞がジャズアーティストに与えられるのはグラミー史上初の出来事です。
オレゴン州のポートランドで育ち、5歳の時には既に州の室内楽団で演奏していたという彼女、プロとしての活動自体は2000年頃から行っていたのですが、その名を知らしめたのは2010年のアメリカでの音楽フェスでした。
下の動画は2009年のオースティン・シティ・リミッツ。アメリカの有名な音楽フェスでのエスペランサです。

Esperanza Spalding - Ponta De Areia


2011/02/13

1993 ブリットアワード

今回は1993年のブリットアワードから、British album、British female solo artistを受賞した白人のソウルシンガー、アニー・レノックスをご紹介します。イギリス本国では国民的シンガーですが、日本ではそこまで有名ではないですね。元ユーリズミックスと言ったほうが知っている人が多いかもしれません。

1曲目はBritish Album受賞の"Diva"から、アルバムの最初に収録されている名曲"Why"です。"Diva"は彼女のソロデビューアルバムで、UKではミリオンセラーとなり、グラミー賞のアルバム部門にもノミネートされていました。個人的には彼女の曲の中で一番おすすめです。

Why - Annie Lennox


続いては映画『ロードオブザリング』の3作目、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の主題歌"Into the West"です。王の帰還は、第76回(2003年)アカデミー賞の11部門にノミネートされ、その全てで受賞を飾るという記録的な大ヒット映画です。歌曲賞も受賞しており、対象がこの曲です。これは聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。

Into the West - Annie Lennox


最後はまたアルバム"Diva"から、2曲目に収録されている"Walking on Broken Glass"です。ノリがよくとても聴きやすいポップソングです。CMで聴いたことがありそうなくらい耳に残るメロディなので、なにかのBGMとしても使えるかもしれません。

Walking on Broken Glass - Annie Lennox


2011/02/09

1994年 ブリットアワード

1994年のブリットアワードからは、British Male Solo Artistを受賞したStingをご紹介します。The Policeのヴォーカルとしても有名ですね。

1曲目は1994年公開の映画『レオン』の主題歌、"Shape of my Heart"です。Stingのシングルの中でも1-2を争う名曲で、93年リリースのアルバム"Ten Summoner's Tales"に収録されています。Stingはこのアルバムでグラミー賞の受賞も果たしています。

Shape of my Heart


2曲目は2000年リリース"Desert Rose"です。アルジェリアのライ(フォークソングのような歌)シンガーである、シェブ・マミという男性とのデュエットソングで、アルバム"Brand New Day"に収録されています。アメリカのモハーヴェ砂漠で収録されたというPVも見ごたえがありますね。聴き心地の良いポップなワールドミュージックです。

Desert Rose


3曲目はStingのセカンドアルバム"...Nothing Like the Sun"収録の"Englishman In New York"です。PVはディレクターがなんとデヴィッド・フィンチャーです。ファイトクラブやセブン、最近だと映画ソーシャルネットワークの監督としても有名ですね。
この"Englishman"はクエンティン・クリスプという人で、PVにも度々登場します。ゲイとして激動の人生を送った彼に捧げた歌です。

Englishman In New York


2011/02/05

洋楽シングルランキング 2011年2月

今回は、2月12日付のビルボードシングルチャートをご紹介します。

1. Grenade - Bruno Mars
2. F**kin' Perfect - P!nk
3. Firework - Katy Perry
4. Black And Yellow - Wiz Khalifa
5. Tonight (I'm Lovin' You) - Enrique Iglesias Featuring Ludacris & DJ Frank E
6. What's My Name? - Rihanna Featuring Drake
7. Hey Baby (Drop It To The Floor) - Pitbull Featuring T-Pain
8. Hold It Against Me - Britney Spears
9. Rocketeer - Far*East Movement Featuring Ryan Tedder
10. We R Who We R - Ke$ha

1位は今話題のブルーノ・マーズ"Grenade"でした。薬物所持で逮捕されて、2月4日に公判がありましたが、2000ドルの罰金と保護観察処分で済んだようです。アップライトのピアノを引きずって行くPVが印象的です。

Bruno Mars - Grenade


2位は先週の11位から9ランクアップ、P!nkの"Fuckin' Perfect"でした。昨年11月にリリースされたベストアルバムからの新曲です。前回は"Raise Your Glass"がチャートインしていました。

P!nk - Fuckin' Perfect


8位は1月11日に発売されたブリトニー・スピアーズの新曲"Hold it against me"です。3月14日に発売予定のニューアルバム、"Femme Fatale"からの先行シングルですね。アルバムの発売も楽しみです。

Britney Spears- Hold it against me


トップ10は2011年1月のチャートとあまり変化がないので、最後に11位以降からも一曲ご紹介します。今回はチャート24位、日本では大人気のアヴリル・ラヴィーン"What The Hell"です。3月発売のアルバム"Goodbye Lullaby"からの先行シングルですね。
先日ミュージックステーションにも出演していました。

Avril Lavigne - What The Hell