2014/10/16

wonderwall - OASIS 歌詞と和訳とちょっとした解説

今回はOASISの名曲、Wonderwall を和訳してみたいと思います。作曲はギャラガー兄弟の兄、Noel Gallagherで、OASISの代表曲としても知られています。







Today is gonna be the day that they're gonna throw it back to you
By now, you should've somehow realized what you gotta do
I don't believe that anybody feels the way I do about you now

みんながお前に問い返す、今日はそんな日になりそうだ
今なら分かるはずさ どうにか気づくべきだったんだ
お前のことをこんなに考えてるのは俺以外にいない

Backbeat, the word is on the street that the fire in your heart is out
I'm sure you've heard it all before, but you never really had a doubt
I don't believe that anybody feels the way I do about you now

お前の心の火は消えたって 通りじゃ噂されてるけど
わかってるさ お前は全部前に聞いたことがあって、でも疑ったことなんてないって
お前のことをこんなに考えてるのは 俺以外にいないんだから

And all the roads we have to walk are winding
And all the lights that lead us there are blinding
There are many things that I would like to say to you, but I don't know how

俺たちが歩かなきゃいけない道は曲がりくねっていて
導く光はどれも眩しすぎて
お前に言いたいことはたくさんあるけど、どうしたらいいかわからないんだ

Because maybe you're gonna be the one that saves me
And after all, you're my wonderwall

それは多分、お前が俺にとってかけがえのないものになるから
それはつまり、お前が俺にとっての理想なんだ

Today was gonna be the day, but they'll never throw it back to you
By now, you should've somehow realized what you're not to do
I don't believe that anybody feels the way I do about you now

今日はそんな日になるはずだったけど みんながお前に問い返すこともないだろう
今じゃ分かるはずさ すべきじゃなかったって どうにか気づくべきだったんだ
お前のことをこんなに考えてるのは 俺以外にいないんだから

And all the roads that lead you there were winding
And all the lights that light the way are blinding
There are many things that I would like to say to you, but I don't know how

俺たちが歩かなきゃいけない道は曲がりくねっていて
導く光はどれも眩しすぎて
お前に言いたいことはたくさんあるけど、どうしたらいいかな

I said maybe you're gonna be the one that saves me
And after all, you're my wonderwall
I said maybe (I said maybe) you're gonna be the one that saves me
And after all, you're my wonderwall

言っただろ きっとお前は 俺にとってかけがえのないものになるって
それはつまり、お前が俺にとっての理想なんだ
言っただろ きっとお前は 俺にとってかけがえのないものになるって
それはつまり、お前が俺にとっての理想なんだ

I said maybe (I said maybe) you're gonna be the one that saves me
You're gonna be the one that saves me
You're gonna be the one that saves me

言っただろ きっとお前は 俺にとってかけがえのないものになるって
お前は俺にとっての かけがえのない存在になるんだ




さて、歌詞の解釈ですが、冒頭から若干難解なセンテンス。

"Today is gonna be the day that they're gonna throw it back to you"

Today is gonna be the dayまでは、わかり易いですが、そのあとのThey are gonna throw it back to youがなかなか理解に苦しみます。直訳は『彼らはあなたにそれを投げ返すことになる』あたりですが、ポイントはitが一体何を指すのか、というところで しょうか。

ここでは、歌全体のニュアンスや、次のセンテンスからくみ取って、itは何かしらのproblemを指すのではと考え、『問い返す』と解釈しています。


続く"By now, you should've somehow realized what you gotta do"は、

should haveは~すべきだった、what you gotta do は、典型的な do what you gotta do の表現で、しなくちゃいけないことをしなさい、という意味になります。

つまり、なんとかして気づくべきで、あなたはそうするべきだった(かなり冗長ですが)という意味ですね。先ほどのitは、realizeの対象ではないかと考えています。



タイトルのWonderwallですが、OASISらしく、The Beatles の George Harrison が音楽制作を担当した1968年の映画"Wonderwall"からネーミングされたものです。

映画の主人公は年老いた科学者のオスカーという男で、彼の住んでいるボロアパートの隣の部屋にモデルであるペニー・レインという若い女性が引っ越して来て、彼はその彼女を壁の穴からのぞき見して、恋をしてしまう、というストーリーです。

そう考えるとWonderwallは、『想いを寄せる相手の女性』として解釈してしまってよさそうですね。

Noelは当時、後に結婚することになるMeg Mathewsと交際しており、曲についてのインタヴューで、『俺の彼女についての曲なんだ』と語っています。

Megとは数年後に離婚してしまいますが、その後改めて曲について、今度はMegについての曲であるという解説を否定するコメントを残しており、『自分を助けてくれる想像上の友達のことなんだ』と語っています。

このあたりもNoelらしい部分ですね。

『歌詞にたいして意味なんてねえよ』というNoelの声も聞こえてきそうです。



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