2010/06/27

1970年の洋楽と第13回グラミー賞

第13回グラミー賞最優秀レコード受賞曲はサイモン・アンド・ガーファンクルの名曲『Bridge over Troubled Water』でした。

Bridge over Troubled Water / Simon and Garfunkel



Record of the Yearの他、Song of the Year、Album of the Yearと、主要3部門全てを受賞しています。

また、彼らは1969年に続き、この曲で2度目の最優秀レコード賞の受賞です。同タイトルのアルバムは、1970年のビルボード年間アルバムチャートで1位を獲得しています。

また、数多くのミュージシャンによってカヴァーされており、エルヴィス・プレスリーやアレサ・フランクリン、ジョシュ・グローバン、クレイ・エイケンなど新旧問わず歌い継がれています。

これは bon jovi の二人、Jon Bon JoviとRichie Samboraが歌うヴァージョンですね。




続いてこの年、1970年の年間シングルチャートです。1位は当然のように"Bridge over Troubled Water"ですね。

1     "Bridge over Troubled Water"     Simon & Garfunkel

2     "(They Long to Be) Close to You"     The Carpenters

3     "American Woman"     The Guess Who

4     "Raindrops Keep Fallin' on My Head"     B.J. Thomas

5     "War"     Edwin Starr

6     "Ain't No Mountain High Enough"     Diana Ross

7     "I'll Be There"     The Jackson 5

8     "Get Ready"     Rare Earth

9     "Let It Be"     The Beatles

10     "Band of Gold"     Freda Payne





2010/06/26

1970年グラミー賞

1970年のグラミー賞最優秀レコード受賞曲はザ・フィフス・ディメンションの名曲『Aquarius /Let The Sunshine In』でした。邦題は『輝く星座』ですね。

Aquarius /Let The Sunshine In / The 5th Dimension



『The Age of Aquarius』と『Let the Sunshine In』の2曲から構成されています。1968年に続き、フィフス・ディメンションは2度目の最優秀レコード賞の受賞となります。

1970年はといえば、ビートルズが解散した年でもありました。正確にはポール・マッカートニーが脱退したことによる事実上の、ということですが、当時は様々な憶測が飛び交い、非常に物議を醸したようです。

1970年のビルボードアルバムチャートは、サイモン・アンド・ガーファンクルの『Bridge Over Troubled Water』が1位となっています。これは翌年のグラミー賞受賞曲ですね。

2010/06/24

1969年第11回グラミー賞

1969年のグラミー賞最優秀レコードはサイモン・アンド・ガーファンクルの『Mrs. Robinson』でした。元はダスティン・ホフマン主演の映画『卒業』で使用されていた曲であり、レコード用に歌詞を加えて制作されたものです。

Mrs. Robinson / Simon & Garfunkel



サイモン・アンド・ガーファンクルは、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルのヴォーカル・デュオ・グループで、1960年代において最も人気のあったミュージシャンです。90年にはロックの殿堂入りも果たしており、時代を超えて人々に愛されています。

この曲の他にもいくつものヒットソングを手がけており、グラミー賞も数多く受賞しています。ただサウンドは素晴らしいんですが、仲があまり良くないことでも有名ですね。



2010/06/22

1968年グラミー賞

1968年のグラミー賞最優秀レコードはthe 5th dimensionの『Up, Up and Away』でした。

Up, Up and Away / The 5th Dimension



フィフス・ディメンションは、60年代後半から70年代にかけて活躍した黒人5人のヴォーカルグループです。この曲は、同じく60年代後半に流行した「サンシャイン・ポップ」と呼ばれるジャンルに分類されます。あまり馴染みがないかもしれませんが、ビーチ・ボーイズなんかも同じジャンルに分類されることが多いです。

1968年のビルボードアルバムチャートでは、ジミ・ヘンドリックスが1位でした。

2010/06/21

1967年グラミー賞

1967年のグラミー賞最優秀レコード賞はフランク・シナトラの『Strangers In The Night』でした。

Strangers In The Night / Frank Sinatra



MyWayとあわせて、フランク・シナトラの代表作と言ってよいのではないでしょうか。
彼はThe Voiceと称されるほどの卓越した歌唱力で、グラミー賞他数多くのアワードに輝き、20世紀を代表するシンガーとして活躍した人物です。

シナトラのこの曲もカヴァーですが、その他アンディ・ウィリアムズやラッセル・ワトソンなどをはじめとした非常に多くのミュージシャンのカヴァーがあります。

Strangers In The Night - Russell Watson



ちなみに、同年のビルボードアルバムチャートでは、Monkeesが1位でした。

2010/06/15

第8回グラミー賞(1965年-1966年)

1966年のグラミー賞はハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスの『A Taste of Honey』でした。

A Taste Of Honey - Herb Alpert & The Tijuana Brass



この曲も多くのミュージシャンにカヴァーされていて、(もともとグラミー賞受賞レコードもカヴァーですが)有名どころではビートルズやベンチャーズなどがあります。

The Beatles - Taste of Honey



同年のビルボードアルバムチャートも1位・3位・5位がハーブ・アルパートのアルバムということで、1966年はまさに彼の時代だったようです。

2010/06/14

1965年グラミー賞

1965年のグラミー賞最優秀レコード受賞曲はジョアン・ジルベルト & スタン・ゲッツの『イパネマの娘』でした。

The Girl from Ipanema / João Gilberto and Stan Getz



ボサノヴァの名曲ですね。この曲も数多くのミュージシャンによってカヴァーされており、2004年にはNational Recording Registryの50曲のうちの1曲として選出されています。

ちなみにNational Recording Registryというのは、歴史的、文化的に価値のある「音源」のリストです。毎年50曲(近年は25曲)ずつ選出されており、音楽はもちろんですが、キング牧師の演説『I have a dream』などもリストに名を連ねています。

1965年のビルボードアルバムチャートはビートルズのアルバムなどが入っていました。

2010/06/12

洋楽で結婚式BGM その2

披露宴・二次会ソング第二回です。今回は受付から開始までの間や、歓談中に使えそうな2曲をご紹介します。

一曲目はスティーヴィー・ワンダーの名曲『Isn't She Lovely』です。

Stevie Wonder - Isn't She Lovely



スティーヴィー・ワンダーが愛娘、アイシャを想って書いた曲です。松浦亜弥さんが出演されていた、キリン午後の紅茶のCMで使われていた曲としても有名ですね。ノリもよく使いやすいのでおすすめです。

Isn't she lovely
Isn't she wonderfull
Isn't she precious


二曲目はエルトン・ジョンの代表曲『Your Song』です。こちらも名曲ですね。

Your Song - Elton John



It's a little bit funny this feeling inside
I'm not one of those who can easily hide
I don't have much money but boy if I did
I'd buy a big house where we both could live

この感情を秘めておくのは、少しおかしいかもしれない
ただ僕はそれを簡単に隠しておけるようなタイプでもない
たいしたお金もない子供だけど、もし持っているとしたら
二人で住めるような大きな家を買おう

And you can tell everybody this is your song
It may be quite simple but now that it's done
I hope you don't mind
I hope you don't mind that I put down in words
How wonderful life is while you're in the world

この君の歌をみんなに伝えてもいいよ
ちょっと単純かもしれないけれど、もう歌ってしまった
気にしないでほしい
気にしないでほしいんだ 僕が言葉にすることを
君がいる世界で生きていくことはこんなにも素晴らしい



Isn't She Lovely / Stevie WonderStevie Wonder - At the Close of a Century - Isn't She Lovely
Your Song / Elton Johnエルトン・ジョン - Elton John (Remastered) - Your Song

2010/06/10

1964年グラミー賞

1964年のグラミー賞最優秀レコードはヘンリー・マンシーニの『酒とバラの日々』でした。

Days of Wine And Roses / Henry Mancini



同名の映画『酒とバラの日々』のテーマソングですね。ヘンリー・マンシーニは2年前の1962年にも『ムーン・リバー』で最優秀レコード賞を受賞しています。ヘンリーはムーン・リバーに続き、この曲で2年連続となるアカデミー賞の Best Original Song (アカデミー歌曲賞)も受賞しています。

また、ジャズのスタンダードナンバーとしても知られており、多くのミュージシャンが演奏しています。

1964年のビルボードアルバムチャートはミュージカル『ハロー・ドリー』のオリジナルキャスト盤でした。

1963年グラミー賞

1963年のグラミー賞受賞曲はトニー・ベネットの『霧のサンフランシスコ』でした。

I Left My Heart in San Francisco / Tony Bennett



同名のアルバムはビルボードの年間チャート5位でした。歌詞がちょっと変わっていて、ゲイのカップルがニューヨークでサンフランシスコを想う、という内容になっています。

『思い出のサンフランシスコ』として、美空ひばりさんが歌ったものもYouTubeにありました。



同年のアルバムチャートはピーター・ポール・アンド・マリーが大活躍でした。個人的には、63年の最優秀レコードは500Milesです。日本でも忌野清志郎をはじめ、多くのミュージシャンがカヴァーしています。

500 Miles - Leyona






2010/06/09

第4回グラミー賞(1962年)

1962年のグラミー賞受賞曲は、ヘンリー・マンシーニの『ムーン・リバー』でした。

Moon River / Henry Mancini



オリジナル版はオードリー・ヘップバーンの Breakfast at Tiffany's (ティファニーで朝食を)の映画に使われたものです。優しく、それでいてとても美しい曲ですよね。1961年に発表されて以来数多くのアーティストによってカヴァーされてきました。

日本だと手嶌葵さん(ジブリのゲド戦記のテーマソングを歌っていた方)がカヴァーされているものがとてもよいです。



1962年のビルボードアルバムチャートにも、『ティファニーで朝食を』をサウンドトラックが入っています。

2010/06/05

1959年の洋楽と第1回グラミー賞

今回は1959年の洋楽と、その年のグラミー賞をご紹介します。

1959年はハワイがアメリカの50番目の州となった年です。
1. Music From "Peter Gunn" / Henry Mancini

2. Gigi / Soundtrack

3. South Pacific / Soundtrack

4. ...From The Hungry I / Kingston Trio

5. The Kingston Trio At Large / Kingston Trio

さて、59年のチャートで語るべきはキングストン・トリオでしょう。
50年代後半のアメリカ起きたフォーク・リバイバルに一役買ったアーティストです。
Tom Dooleyは、日本人なら恐らく馴染みのあるメロディではないでしょうか。





この曲、どことなくドリフの「いい湯だな」に似ていませんか?


そして1959年、記念すべき第一回グラミー賞は、最優秀レコード、最優秀楽曲共にこの曲でした。

Nel Blu Dipinto Di Blu (Volare) / Domenico Modugno





イタリア人歌手ドメニコ・モドゥーニョのNel Blu Dipinto Di Blu、イタリア語で「青く塗られた青の中」という意味のようです。日本では「ヴォラーレ」として知られており、カバーバージョンですが、最近のCMでも使われています。


VOLARE - GIPSY KINGS




ご存知キリン淡麗のCMですね。歌はジプシー・キングスです。



洋楽で結婚式BGM

今回は少し趣向を変えて、結婚式や二次会で使えるBGMとしての洋楽を選曲してみたいと思います。いい曲を選んでみたものの、歌詞をよく聴いてみたら失恋の曲だった、なんて残念ですよね。そのあたりも意識しながらご紹介していきます。

Whenever You Call - Mariah Carey



マライア・キャリーの名曲『Whenever You Call』です。とても優しいバラードで、説明の必要がないくらいの定番曲ですね。サビ付近の歌詞を少しだけ引用します。
And I will breathe for you each day
Comfort you through all the pain
Gently kiss your fears away

直訳すると、

あなたのために毎日生きていく
全ての痛みを慰めてあげる
優しいキスで、怖れを消してあげる

というような感じでしょうか。おすすめです。

2曲目はシークレット・ガーデンの名曲です。

You Raise Me Up - Secret Garden



フィギュアスケートの荒川静香さんが使用した曲としても有名ですが、その時はケルティック・ウーマンがカヴァーしたものでした。こちらが原曲ですが、男性が歌っているものはみなさんあまり聴いたことがないんじゃないでしょうか。歌詞も曲もとても優しくてピッタリだと思います。
You raise me up, so I can stand on mountains
You raise me up, walk on stormy seas


ちなみにこの曲は、ジョシュ・グローバンもカヴァーしています。名曲は歌い継がれるんですね。

Whenever You Call - Mariah CareyBrian McKnight & Mariah Carey - Back at One - Whenever You Call

You Raise Me Up - Secret GardenSecret Garden - Once in a Red Moon - You Raise Me Up