2011/02/15

第53回グラミー賞(2010) 主要4部門レビュー

 2011年2月発表の第53回グラミー賞、今年も楽しませていただきました。前評判ではエミネムやシーロ、ジャスティン・ビーバーが大人気だったのですが、波乱含みの展開に。中でも新人賞はまさかのジャスティン・ビーバー受賞ならずと、大方の予想を大きく裏切る結果になりました。

主要4部門の受賞結果です。

Record of the Year(最優秀レコード賞)
Need You Now - Lady Antebellum(ニード・ユー・ナウ - レディ・アンテベラム)

Album of the Year(最優秀アルバム賞)
The Suburbs - Arcade Fire(ザ・サバーブス - アーケード・ファイア)

Song of the Year(最優秀楽曲賞)
Need You Now - Lady Antebellum(ニード・ユー・ナウ - レディ・アンテベラム)

Best New Artist(最優秀新人賞)
Esperanza Spalding(エスペランサ・スポルティング)

最優秀レコード、最優秀楽曲は共にレディ・アンテベラムが受賞を果たしました。このブログでも何度か紹介していますが、2009年8月リリースの"Need You Now"です。今回の受賞でさらにセールスが伸びそうですね。日本でも売れてくるかもしれません。グラミー賞の他、2010年に数々のカントリーミュージックのアワードで賞に輝いています。

Need You Now - Lady Antebellum



最優秀アルバムは、カナダのインディーロックバンド、アーケード・ファイアのアルバム『ザ・サバーブス』が受賞しました。受賞の瞬間、ヴォーカルのバトラーは思わず"What the hell?(マジで言ってるの?)"と言っていました。
売り上げ枚数こそ多くないものの、USやUK、カナダなどのチャートで1位を獲得しているアルバムです。

Arcade Fire - Ready to Start



最優秀新人賞は、ジャズ・ベーシストのエスペランサ・スポルディングの受賞となりました。新人賞がジャズアーティストに与えられるのはグラミー史上初の出来事です。
オレゴン州のポートランドで育ち、5歳の時には既に州の室内楽団で演奏していたという彼女、プロとしての活動自体は2000年頃から行っていたのですが、その名を知らしめたのは2010年のアメリカでの音楽フェスでした。
下の動画は2009年のオースティン・シティ・リミッツ。アメリカの有名な音楽フェスでのエスペランサです。

Esperanza Spalding - Ponta De Areia


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